大きく変わったクロムハーツの方針

存在が大きかったインボイス

良い話ではありませんが、クロムハーツの指輪の偽物が多く出回っています。「偽物」と隠して販売しているのならまだ分かりますが、中には売っている側本人から「コピーです」と宣言して販売している猛者も。
さらに面倒なことに、最近のコピー商品はクオリティが凄まじいほどに高くなっています。クロムハーツに精通している者であっても、本物かどうかを見分けるのはとても難しいことです。そこでインボイスです。インボイスの有無だけで、偽物か本物かが分かるようになっていたのです。かつては…

インボイス廃止

ところが最近になり、クロムハーツ全店で「インボイス廃止」の通達が。さらに、指輪をはじめとする全てのアイテムの修理の有料化も実施されるようになりました。
かつてクロムハーツを直営店か正規取扱店で購入すると、必ずインボイスがついてきたものです。インボイスがあるということは、正真正銘「本物」である証。中古でクロムハーツの指輪を売りだす際も、インボイスの有無だけで買取金額は大きく変わったものです。

修理の有償化

更には修理の有償化。かつては全てではないにしろ、場合によっては無料で修理を引き受けてくれていました。ところが今は無料だった筈の修理も全て有料に。理由は、クロムハーツの本場であるアメリカに合わせるため。かつては日本法人が「代理店」という形で、クロムハーツを扱っていました。しかしクロムハーツ側が代理店との提携を解消。今はアメリカの本店が運用している状態になります。
日本とアメリカとで違いが出れば、クロムハーツ側が混乱します。混乱を避けるために、アメリカに合わせたのでしょう。

言っていることとやっていることが…

しかし、修理の有償化について、クロムハーツ創業者は意義を唱えていました。「クロムハーツに関して修理費用は一切取らない」とまで、明言していたのです。
クロムハーツが世界的なものになってしまったがために、世界中から多くの修理依頼が舞い込んでいるのでしょう。手が回らなくなってしまったから「修理代」を頂戴している可能性があります。