指輪の元を作る
リングを1つ作るのは、かなり大変な作業になります。まずはロウ（ワックス）で、指輪の元を作ります。ストレートで何の装飾もない指輪を作るだけでも、一苦労。少しでも寸分を間違えてしまうと、リングとしての形が崩れてしまいます。
しかしクロムハーツのリングには、事細かい模様が刻まれています。細かい模様を手作業でとなると、考えるだけでも貧血ものです。しかしクロムハーツの職人は、プロ中のプロ。貧血を起こすことなく、最高のリングに仕上げます。
石膏で固めて溶かした金属を流す
指輪の元ができれば、周りを石膏で固めます。石膏で固めたものを熱し、中にある指輪の元を溶かします。すると石膏の中に、指輪の形をした空洞ができます。空洞になった部分に溶かした金属を流せば、指輪の完成です。
ものにもよりますが、完成までにおよそ1ヶ月〜2ヶ月はかかるでしょう。クロムハーツのような繊細な模様が刻まれている指輪なら、2ヶ月以上は覚悟しておいた方が良いかもしれません。
完成はゴールに非ず
リングは、完成すれば終わりではありません。人に渡りリングをはめて、ようやく形になります。1つ1つ職人の手で作り上げたリングは、正に芸術品。リング1つ身に着ければ、視線独り占めは間違いないでしょう。
しかし、形あるものいずれかは消えゆく運命です。どんなに精巧に作られたリングでも、時が経てば消えゆくもの。せっかく苦心して手にしたリングなのに、待ち受けている運命はあまりにも残酷です。でも唯一、運命から逃れられる方法があります。ズバリ、アフターケアです。
アフターケアは重要
アフターケアを施せば、繊細なクロムハーツのリングは数十年単位と使うことができるでしょう。下手をすれば孫に受け継ぐことも、不可能な話ではありません。
クロムハーツの本店の場合、磨きは無料で手掛けてくれます。たかが磨きと侮るべからず、磨き方次第では小さい傷をなおすことができます。指輪とは関係ない話になるも、チェーンの修理も承ってくれます。ただし有料となっていますので、ご利用の際には注意して下さい。