指輪のサイズが合わなくなってしまった!
指輪のサイズが合わなくなると、自然と身につけなくなるもの。しかしサイズが合わなくなった指輪を諦めるのは、心苦しいものがあるでしょう。手にした指輪に思い入れがあるのなら、尚更です。
そこでサイズ直しです。サイズ直しをすれば、合わなくなった指輪も再び使えるようになります。では、どういうプロセスを経てサイズ直しが行なわれるのかご紹介します。
サイズを大きくする場合
サイズを大きくする場合は、指輪のアーム部分を切ります。切った部分を伸ばし、開いた部分に素材を足して溶接します。宝石がついている指輪なら、宝石を一度外した上でサイズ直しを刊行。溶接が終わったら、形を整えて完成。凄腕の職人となると、アームのどの部分に素材が継ぎ足されたのか分かりません。
指輪を叩いてサイズを伸ばすやり方も、あります。チタン・ジルコニウムといった、固い素材で作られた指輪のサイズ直しに、よく使われています。他にも、指輪の内側を削ってサイズ直しをするやり方もあります。指輪の内側に刻印があれば、刻印部分が消えてしまうでしょう。でも見た目はすごくきれいに仕上がりますので、デザインが気になるのならおすすめの方法と言えます。
サイズを小さくする場合
次にサイズを小さくする方法です。指輪のサイズを大きくする時と同様、アーム部分を切断するやり方になります。切断した部分を繋いで溶接し、サイズを小さくするというものです。
また指輪の内側に、パーツを加えてサイズを小さくする方法もあります。加工が難しい素材の指輪なら、パーツを加えるやり方が採用されるでしょう。強引に指輪を叩いて、サイズを小さくするやり方もあります。指輪全体を小さくするので、刻印が消えるなどのリスクはありません。
サイズ直しが難しいこともある
なおサイズ直しは、全ての指輪に対応している訳ではないのです。例えばクロムハーツのように、緻密な彫刻が施されている指輪なら、断られる恐れがあります。理屈上不可能ではないものの、継ぎ足した部分を目立たないようにするには難しいもの。
サイズ直しをおこなう場合は、事前に問い合わせるようにして下さい。